ドラマ『明日の約束』第1話。どんなに辛くても人は現状維持を求めるもの。自分の人生を生きているか?

明日の約束 ドラマ・映画・歌

カンテレ(関西テレビ)制作・フジテレビ系連続ドラマの『明日の約束』がはじまりました。

井上真央さん演じるスクールカウンセラーが、ある男子生徒の「この世で一番謎が残る死」の真相を追い、過干渉な母との関係を見つめ直すヒューマンミステリ―ドラマです。

ノンフィクション作家・福田ますみさんの『モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い 』(新潮社)をベースにしたオリジナル作品のようですね。

 

第1話は20分拡大で放送され、平均視聴率は8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったもよう。

そんな第1話の放送で、生き方についてすごく考えさせられたシーンがあったのでメモします。

 

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【第1話】増田希美香と毒親(ネグレクト)の話

女子生徒の増田希美香(山口まゆ)の母親は子どもに関心がなく、娘の誕生日に彼氏とデートをしていました。

希美香は母親のことを軽蔑していると同時に寂しさも感じており、そばに居てほしいという想いから万引きをするのですが、翌日母親に「なんで邪魔するわけ?あんたがいると幸せになれない!」と言われてしまいます。

 

怒った希美香は「(離婚した)お父さんと暮らす」と告げるのですが、「暮らせるわけない。だって、あの人の子どもじゃないもん」と言われ、笑われたのです。

信じられない告白に発狂し、そのままつかみ合いの喧嘩となった結果、母親が戸棚にぶつかり血を流して倒れてしまいました。

希美香は母親を殺してしまったと思い、スクールカウンセラーの藍沢日向(井上真央)に泣きながら電話をかけますが、病院に運ばれた結果、母親は命に別状はなかったようです。

 

さて、私が考えさせられたのがここからの場面。母親が運ばれた病院での、日向と希美香の会話のシーンです。

 

日向と希美香の会話

希美香は「誕生日くらい自分のことだけを見ててほしかった」「お父さんだけじゃなくてお母さんにも捨てられちゃうのかな」と泣きながら話しています。

その想いを親身になって聞くスクールカウンセラーの日向(井上真央)に、希美香はこう聞きました。

「日向先生・・・私これからどうすればいいですか?」

 

それに対して日向は、真剣な顔で、そして優しくこう返します。

「私に答えは出せない。アドバイスはできるけど。・・・答えを出すのは、増田さん自身だから」

 

さらにつづきます。

「仲直りをして、今まで通り暮らす選択肢も、ある。・・・たぶんそれが、一番、簡単だと思う。人は現状維持を求めるから。どんなに、嫌で、辛いことでも、それが当たり前だと思って生きてると、そこから抜け出したり、逃げ出したりするのがすごく怖くなるから」

 

そして優しく手を添えて、一点を見つめてこう言いました。

「でも、それ以外の選択肢もあるんだ、てことは覚えといて」

 

希美香が

「選択肢?」

と聞き返すと、今度は希美香をしっかりとみつめて

「母親から自由になる選択肢」

と答えました。

 

思いがけない言葉に

「それって・・・私がお母さんを捨てるってこと?」

と不安げに聞き返すと、日向は

「母親とは関係ない、自分自身の人生を、生きる。・・・てこと」

と、強く、そして優しく言ったのです。

 

 

・・・はい。ここまで。

 

辛くても苦しくても、答えは自分で出すしかない

どうしようもなく辛く苦しく、極限まで追い詰められてしまうと、「どうしたらいいのか誰かに教えてもらいたい」て思うものです。

自分ではどうしたらいいのかわからなくて、どう考えてもわからなくて、もうどうしようもなくて、八方塞がりで。

私も「こうしたらいいよ!」と誰かに言ってほしかった。答えが欲しかった。

 

でも、他人に答えは出せません。絶対に。

自分の幸せは自分で決めるものだから自分以外の誰かに答えを求めても、教えてもらっても、その先に幸せはないのです

自分がどうしたいか?なんですよね。

 

辛くても、現状維持が一番ラク

変わるということは大変です。労力がいります。その状態が長ければ長いほど、そこから変わってしまうことの方に不安を持ってしまうんです。

これは自分の体験でもそう感じてて、今まで通り、というのが一番ラクなんですよね。

たとえ結婚生活が辛くて苦しいものでも、変わらないでいられる(離婚しなくていい)のなら我慢しよう、と思ってしまうんです。

 

基本的に人間は、一旦安定すると現状維持を好む特性を持っているそうです。(現状維持バイアス)

そう考えると、幸せになるのにも勇気がいることなんだと思います。

 

自分自身の人生を生きているか?

希美香の人生は、母親のあり方によって左右されています。

男にだらしない母親を軽蔑し、心を乱され万引きをしたりするのは、自分が母親にとらわれている状態。

そこから自由になって、自分とは関係ないんだと考え、ひたすら自分の幸せだけを追求する。自分は自分、親は親。相手がどうあろうと自分には関係ない。

日向先生が言ったのは、そういうことなのかなーって思いました。

 

とはいえこれもまた難しいことで、私のように長期にわたって夫婦問題に悩む人は、相手の行動に自分の心が支配されがちなのかなと思います。

でもこれでは、自分の人生を生きているとはいえません。自分の幸せが、相手次第で決まってしまうからです。

いかにパートナーに惑わされず自分の幸せを追求できるかが、今の私の課題でもあります。

 

希美香の決断

ドラマの方は、希美香は最終的に母親を捨てる決意をし、親戚のもとで暮らすことを選択しました。自分の幸せを追求する勇気をもったんですね。

彼女にとっては、母親と一緒に幸せになることが一番望んでいたカタチだったかもしれないけれど、どうしてもそれは叶わなかった。

それならどうするか。どうしたら幸せになれるのか。

自分の選んだ道とはいえ最後は泣いていましたが、あの強さがあれば、彼女は絶対幸せになれると思いました。

ドラマですけど。

 

ちなみに、日向の母親も毒親(過干渉)です。そして希美香と違って、いまだに母親から自由になれずにいる。

日向が母親とどう向き合う選択をするのか、今後の展開が気になりますね。

 

▼最終話ですっごく心に響く台詞がありました!

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