井上真央さん主演ドラマ「明日の約束」が最終回を迎えましたね。
ドラマの中で心に響く台詞があったのでご紹介します。
生きて逃げることを第一に
スクールカウンセラーの日向先生(井上真央)が、退職するときに生徒たちに向けた挨拶の一部です。
人生には辛いことがあります。なかには、生きることが苦しくなるほどの出来事があるかもしれません。
でもそんなときは、生きて逃げることを第一に考えてください。苦しさに耐えても、心が壊れて、命を失ってしまったら何の意味もないんです。
だから、辛かったら逃げてください。生きることから逃げさえしなければ、生きていれば、人はやり直せるから。
引用:ドラマ「明日の約束」最終話より
「死にたい」ではなく「逃げたい」
漠然と「死んでもいい」と思ったことが、人生の中で2度あります。
1度目は思春期の頃。なんの変化もない繰り返しの毎日に希望がなく、なんとなーく楽しくなくて、鬱々としてて。別に死んでもいいな~て思ったことがあります。
2度目は夫婦関係の悪い結婚生活の中で。自分で道を切り開いていくだけのエネルギーが底をつき、今すぐにでもこの世界(現実)から逃れたいと思いました。
このときのことを思い出すと、自殺は「死にたい」というよりも「逃げたい」なんじゃないかと思うのです。
逃げ道をもち、生きることを選ぶ
最初に「離婚したい」と思ったとき、すごくいろいろ考えました。
離婚をしない理由のいくつかに「親を悲しませるから」「結婚式にきてくれた人(お祝いをくれた人)に顔向けできない」など、周りに気をつかって躊躇した部分も大きいです。
でもその数年後に、私は「明日地球が爆発してしまえばいいのに・・・(=死にたい)」と思うようになったんです。辛すぎて辛すぎて、心が壊れてしまえばいいと思っていました。
この時期はもしかしたら、苦しさに耐えていた時期だったのかもしれません。
そんな私にとって「辛かったら逃げてください」という言葉は、人から「逃げてもいいんだよ」と言われるのは、なにか不思議と、安心感に繋がる気がします。
年齢を気にして「離婚しない」という選択をしたこともありますが、それは違うね。生きてさえいれば、人はいつからだってやり直せるんです。
人生はまだまだ長い。きっとまたいつか、生きることが苦しくなるほどの辛いことはあると思う。
そのときはこの、日向先生の言葉を思い出そうと思います。
▼第1話の感想も書いてます
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