自分の人生を良くしたい一心で引き寄せの法則を学ぶようになり、そのなかで知ることとなったのが「エイブラハム」という存在。
エイブラハムとは、特定の人物ではなく人間よりも高次元の存在で「見えない世界の意識の集合体」とのことです。
は?何言ってるの?て、めっちゃ怪しい話ですよね。30年以上人間社会にどっぷり浸かって生きてきた私には到底理解できない概念でしたが、人生お手上げ状態だった私は一旦これを受け入れてみたんです。
で、ネットで紹介されていた「エイブラハムの瞑想CD」をYouTubeでひたすら聞き流して、自分を洗脳してみるというのをしばらくやっていました。
そのエイブラハムの教えのなかで、意味がわからなかったことのひとつが「抵抗を手放し、許容可能にする」という言葉。
ん?どゆこと?
たぶんこの「抵抗」が何を言っているのかわからない人多いと思う!
でもCDを聞くようになってずーっとずーっとずーーーっと後になったあるとき、
「なるほどー!!抵抗とはこのことかーーー!!!」
と体の感覚で理解(自覚)できた瞬間がやってきました。そんな私の体験談をシェアします。
「抵抗を手放す」で勘違いしてたこと
「抵抗を手放して」と言われて最初に私が思っていたのは、例えば「幸せになりたいなら『幸せになる』と認めましょう、意識しましょう、願いましょう、決めましょう」みたいな感じです。
抵抗を手放して許容可能にする=幸せになることを自分に許してあげましょう(幸せになってもいいんだよ♪)みたいな。
つまり、幸せになることに自分が抵抗している(=幸せにならないことを自分が選んでいる)から、その抵抗を外しましょうって話かと思ってました。
だから「いやいやそんなことないない。私は全力で幸せになりたいんだけどな?」という感じでなんだか腑に落ちず。
仮に無意識(潜在意識)で幸せにならないことを選んでいるのだとしたら、その抵抗をどうやって外したらいいの?とか。
別の例をあげると、「夫婦関係を良くしたいなら『夫婦関係を良くする(=夫と仲良くする=浮気した夫を許す)』と決めましょう」みたいな。
でも、これもなんかモヤモヤする。夫婦関係を良くしたいのは本当。そう思ってはいるけど、許せていないのに無理やり許さなきゃいけないみたいでなんかモヤモヤ。しんどいな~という重苦しい感じ。
この場合はたしかに夫婦関係を良くすることに抵抗しているのか?とも思いますが、これをどうやって手放せばいいんだー!みたいな。
こんな感じで、「抵抗」という言葉を人間界で使われている意味をもとにどうにかこうにか思考で解釈していました。
抵抗の感覚にはじめて気づいたときの話
その気づきは突然でした。
ある日夫とちょっとした言い争いになり、めちゃくちゃ気分が悪くなりました。感情がうわーっ!どよーんっ!ずどーんっ!みたいな感じでめっちゃくちゃ気分が悪いわけです。
この気分の悪さを解消したくて、気分転換のためにカフェにコーヒーを飲みに行くことにしました。
カフェに行くと決めて家を出て、しばらくすると少しだけワクワクした気持ちが出てきました。でも夫へのイライラは変わらないし、夕方で薄暗いし、なんか雨も降ってるしで気持ちはずーんと重いまま。
その感覚でカフェに到着。お店に入ってコーヒーを注文。コーヒーを受け取り、雑誌を2冊手に取り、席に座ってパラパラめくる。
あーファッション誌なんてしばらく見てなかったな~。このお洋服可愛いな~、このメイク可愛いな~、バッグも靴も可愛いな~、わ~大好きな安達祐実ちゃん載ってる~、こんな風になりたいな~♪などなど。
そうこうしているうちに、さっきまでのどよーんとした感覚は薄くなりました。もちろん、夫とのトラブルは何にも変化していないけど。
一通りパラパラ見た雑誌をパタンと閉じて、大好きなコーヒーを飲んで。カフェのお洒落な空間に居ることが心地よくて、薄暗い照明も雰囲気良くて。閉じた表紙の女の子が目に入り、はぁ~♡可愛いな~♡とまた気分が良くて。
で、ふと気づいたこと。
自分の内側がすごく緩んでる。ふわ~って解けていく感じ。さっきまではギューーって緊張していたのに、それがゆるゆる~というかダラーっというか柔らかくなった感じ。狭くてガチガチで硬くて窮屈だったのが、緩んで広がって柔らかく開放感のある感じ。
例えるなら、寒いと体がギュッて緊張するでしょ?全身に力入るじゃないですか?それが、お風呂に入ると全身の筋肉がふわ~って一気に緩まりますよね?それくらいの違いです。
この全然違う感覚。今までも感じてはいたけれど、自覚というか、意識的には捉えてなかった気がします。無意識下にあったものが、自覚できる意識上にのぼってきた感じです。
で、これがエイブラハムの言っていた「抵抗」なんだろうなと気づいたんです。なんか目の前が開けたというか、すごいものを得た!という感じがしました。
そして思ったのが、私はこの閉塞的で、胸がウッとして進めないような、何か重苦しい感覚にずーーっと浸ってるわってこと。しかもこれがデフォルトになってたなと。当たり前すぎて、このつっかかる感覚が自覚できなかった。恐ろしいですよね。
でもだからこそ、その気分(感覚)の落差を感じることができ、抵抗が外れる(ない)感覚に気づけたのかもしれません。
「抵抗」とは感覚のこと
これまでの私の「抵抗」の解釈を振り返ると、単に言葉だけをなぞった表面的な解釈だったなと思います。頭で理解しようとしてて、でもなんか腑に落ちなかった。
でも感覚のことだと気づいたことで、自分が抵抗しているかどうかがわかるようになりました。
胸が締め付けられるようなウッとつまづく感覚か、それともふわっと緩んだような、自然体で自由な感覚か。この感覚の違いを頼りに、自分が抵抗しているのか、それとも許容可能にしているのかを判断できるということです。
現代人って思考で生きている人が多い気がしてまして、だからこの感覚の変化に気づくのはなかなか難しいと思うんです。本当に意識して自分の内側に目を向けないと、なかなか気づけないかと。
「抵抗を手放す」の前にまずは、この「抵抗の感覚に気づけるかどうか」がめちゃくちゃ大事だなと思いました。
まとめ
エイブラハムの言う「抵抗」が感覚の話だとするならば、たしかにこの内側の感覚の話を言葉で表現して伝えるのは難しいよなーっと納得です。
エイブラハムの言葉はめちゃくちゃ抽象度が高いので、きっと同じように「抵抗って何?」て分からない人は多いと思います。そういう方へ、私の体験談が参考になったらうれしいです。
ちなみに、他にも意味の分からなかった言葉はまだまだありますよ。「波動」「本当の自分」「拡大・成長」「調和」「周波数」などなど。
全てをすぐに理解しようとしなくてもきっと大丈夫。わかりたいと思っていれば、わかるときは必ずくるはず。
私はそう思って、引き続きエイブラハムの言葉で自分を洗脳していきます!
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