インターネットテレビのAbemaTVってありますよね。視聴するにはスマホのアプリが必要かと思ってましたが、実はパソコンからだとアプリ等は必要なく、サイトでそのまま見ることができるんですね。(無料ですよ)
先日、そのAbemaTVの『チャンスの時間』という番組で「俺みたいになれ!しまくり先生!夜の夫婦生活の極意を授業!」という回が配信されました。
事前に番組表を見て気になっていた私はこれをチェックしておりまして視聴したのですが、めっちゃくちゃ感激したんです。
夫に風俗で不貞されて以降「セックスって何なんですか?」てところでモヤっている私にとっては、自分の中にあったぼんやりとしていたことがキチッと表現されていたり、女性としての気持ちを分かってもらえたような感覚になったんですよね。
こんな男性っているんだ…!こんな人と結婚したい…!て思ったり。
私自身覚えておきたい素敵な内容だったので、まとめておきたいと思います。
全部で約5,000文字とかなり長いので、お時間があるときにお読みください!
テーマは「夫婦のセックスレス」について
「チャンスの時間」は千鳥MCの番組です。
良好な夫婦関係を千鳥に築いてもらうために、しまくり先生からセックスレスにならないための方法を教えてもらおう!というこの企画は、本家別番組「しくじり先生~俺みたいになるな!」の流れをマネてつくられていました。
【キャスト】
講師:アルコ&ピース 平子
生徒:千鳥(MC)・手島優・小林礼奈(流れ星 瀧上の妻)・アルコ&ピース 酒井・西澤由夏(AbemaTVアナウンサー)
平子さんの夫婦生活が素敵すぎる
まずは、夫婦仲がいいことでも有名な平子さんの夫婦情報を見てみましょう。
【平子祐希(40歳)】
結婚13年目。26歳で奥様に出会い、3年後に結婚。2011年、2013年にはお子様が誕生している。
週3で抱いても飽きない
結婚13年目ということですが、奥様との夫婦生活は週3ペースであることのこと。月12回、年間144回。結婚生活13年目なのでこれまで約2,000回以上は嫁を抱いてきた、とおっしゃいます。
「飽きないんですか?」という質問に対して「…飽きないんだよなぁ」とボソッと答えるお姿には感動さえ覚えました。
だって男性は「同じ女性とずっとしつづけるのは飽きる」「飽きるから浮気する」「どんな美人な妻よりも新しいブスの方が欲情する」なんて話を聞いてたんですもん。
しかもお互い義務感ではないそうで、仕方なく抱かなきゃ…週3はやらなきゃ…抱かれとかなきゃ…というニュアンスはゼロ。羨ましいですよね。
自慰行為をしない理由
平子さんはここ数年自慰行為は全くしないそうです。
ある調査によると、日本の青年男性が1週間にするその回数は平均2.94回らしいのですが、平子さんはゼロ。その理由は奥様との夫婦生活が週3であるから、する必要がないとのこと。
これにはゲストの皆さんもめちゃくちゃビックリされてました。女性の私にはよくわからないけど、それくらいすごいってことですよね!
さらに言うと、自分で最後まではしないけど寸止めまではするみたいなんです。そのときはAVなどの媒体を使うわけではなく、奥様を想像するって…!
そこまでは求めないけど「こんな男性いるんだ!」て驚きで、羨ましすぎるし素敵だな~って思いました。
私なんて、夫が行為中に風俗嬢を想像してるんじゃないかと思うと悲しくて悲しくて…てレベルなのに(泣)
奥様はいまだに恋愛相手
結婚して10年以上経っていますが、平子さんにとって奥様はいまだに恋愛相手で、例えるならば高2のカップルの付き合って2ヶ月目の熱量をずっとキープしてる感じとのこと。
いいのか悪いのか分かりませんが、夫婦感はないようです。仕事帰り、家に帰る直前に鏡でちょっと髪形を直しているそうで、それはそれで疲れるって言ってましたからね。
まあ、奥様が旦那様のためにお化粧するようなものだし、私は素敵だと思いますよ。
セックスは「近づきたい」の延長にあるもの
あなたはどんなときにパートナーとセックスをしている、またはしたいと思いますか?
スタジオでは「旅行などいつもと違う環境のとき」「ムラムラしたとき(したいとき)」という回答が出ていました。男性はこういう人多そうなイメージですよね。
ところが平子さんはこういう感覚ではなく、「触れたい」「話がしたい」「ぎゅっとしたい」という延長上にたまたまセックスがあるだけだと言っていました。
とても女性的な感覚ですよね。たぶん女の人のほとんどは行為を行為単体ではなく、こういう感覚で捉えているのではないかと思います。
セックスがしたいんじゃない。ただ、イチャイチャしたい。「挿入しなくてもいいんです」て女性側の意見が出たけどホントそう!まじでそれ!
平子さんなんて「イチャイチャが本番、挿入は後戯だと思ってる」とまで言ったんですよ。もう心が震えるほど感動しました。
でも、もともとはみんなこういう感覚を持っていたはずなんです。もっと知りたい、近づきたい、話したい、触れたい。それでドキッとしたり嬉しくなったり。セックスがしたいから付き合ったわけじゃないですよね?
セックスを目的にするとしんどくなる
生徒側には、夫婦生活でこのような状況を抱えている人がいました。
- やる前に「よし!セックスしよう!」て思ってやっているからしんどくなる(男)
- 夫が抱いてくれないので、月3回しないと罰金5万円のルールを作った(女)
罰金制で夫婦生活をしている某夫さんは「5万払いたくないからやる」て言ってくるそうですが、この状況、もう心が痛くなっちゃいますね…
奥様も辛いけど、旦那様の方もしたくないことをさせられている感覚なのかもしれません。なんかもう、これだとレスが加速しそう…
平子さん的には、夜のベッドを充実させるというよりは日々のハグや行ってきますのキスなど、なんでもない場所での触れ合いを充実させた方がその先につながるのではないかなと話していました。
レスになるとセックスがないことだけに目がいっちゃうのかもしれないけど、本質はそこじゃないんですよね。あればいいのか?て言ったら、そうじゃないはずだから。(私は、ですが)
時間を気にしてしまうのは熱量がないから
「時間がない」というのもセックスレスになる原因とする人も多いです。仕事で帰宅が遅くなったり子育てに忙しかったりで、夫婦二人の時間はどうしても少なくなるもの。結果的にしなくなる。
でも平子さんによると、セックスに対して時間を気にするということは、そこに対しての熱量を持っていないということなんだそうです。
「『もうこんな時間だ、だから時間を逆算してこのくらいには終わろう』、そんなのはさもしい」て言ってましたけど、個人的には仕方ないかなとは思います。だって他にも生活はあるから。
でも、例えば好きなこと(ゲームや読書など)に熱中していると時間を忘れてしまうことありますよね。好きな映画やドラマを見たくて、その時間を確保したりしますよね。
「時間がないからやらない」ではなく、普段のコミュニケーションの流れで事に及べたり、他の娯楽の時間よりも優先したいと思えるような熱量を保ててるのは素敵だなと思いました。
セックスの本当の喜びとは
意外だったのは、レスとは無縁の平子さんご夫婦はノーマルセックスしかしないということです。
ネットでレス解消に関する情報を見ていると、おもちゃを使おうとか環境を変えようとか、演出や魅せ方を工夫するアドバイスをとても多く目にします。
ゲストの中にもセクシーな下着を付けないと旦那さんが欲情しないので工夫してる方もいらっしゃいました。
ですが平子さんは、お互いの体温を感じあうことの喜びがセックスのモチベーションになっているから、アブノーマルさは必要ないんだそうです。
もう理想でしかない…
セクシーな下着を付けないと妻に欲情しないという先ほどの旦那さんは「適当な女とするのが一番気持ちいい。風俗嬢が一番興奮する」と言うそうですが、これホントにセックスを単体でしか見ていない人の感覚だなと思いました。
もちろん、「セックスとは?」なんて人それぞれなので否定するところではありません。価値観として、心と体を別で考える人もたくさんいるでしょう。
ただ、平子さんにいわせると「セックスの本当の喜びを知らないんだな」と見えるそうで、これからその喜びを知っていく余白があることを羨ましいとさえ言っていましたね。
「大人のおもちゃやコスプレめいたものは一瞬の燃え上がりはあるけれど、心からの満足は得られているのか?」という問いもほんとそう。
そこに心がくっついてたらいいけれど、することを目的に、レス解消することを目的にしてあれこれ工夫した結果解消できていたとしても、果たして心からの満足は得られているのか?求めていたのはそれなのか?てことは重要な視点だと思います。
セックスレス解消の秘訣は「大好き」と言い合うこと
夫婦生活が順調な平子さんのセックスレス解消のためのアドバイスはとても簡単なものでした。それは「大好き」と言うこと。シンプルに目を見て心を込めて「大好き」と言い合うこと。
セックスに繋げるための大好きではダメ。セックス中に言う大好きは瞬間的なものなのでダメ。なんでもない日にこそ、特別じゃない日にこそ、特別じゃない時間にこそ大好きと伝えること。
ちなみに「好き」ではなく「大好き」の方らしいです。「大好き」って少し恥ずかしいワード。だからこそ大事。
恥ずかしさとはその人に対する感情・感覚的なものだから、「恥ずかしいな」と思うことはすごく大切な感覚なんだそうです。
この解説は少し難しかったけど、自分の中の感情を自覚するという意味なのかな?
スタジオの皆さんは超納得していましたよ!
大好きじゃないならセックスレスでも構わないよね?
とはいえ、関係が悪くなってくると「好き」だと言うのはなかなか難しいもの。相手への愛情が落ちていると好きだと思えなくなるから。その気持ちを見失うから。
でもそうだとしたら、大好きじゃないなら、セックスレスでも構わないはず。
一歩目を飛ばして十歩目がうまくいくはずがない。まずは「大好き」から始めよう!というのが平子さんのアドバイスです。
私はこれにめちゃくちゃ共感しまして、うんうんと大きく頷きたくなるほどでした。
セックスは目的じゃない。あればいいってもんじゃない。信頼関係、愛情関係の上に成り立つもの。想いの延長線上にあるもの。私はそう思っているから。
むしろ信頼関係・愛情関係のない夫婦関係では「レス」とも呼ばず、「なくて当然の関係」とさえ思うよ。
夫婦とは
他にはさらせない体をお互いがさらしあって抱きしめ合う関係は「奇跡」、それが「夫婦」。スタジオで多少の失笑は見られましたが、私は平子さんのこの考えには共感するものがありました。
セックスって誰とでもするようなものじゃないよなーって思うんですね。私は夫に風俗不貞をされてますが「本番までしなかったからマシ」とは思えませんでした。
マシかマシじゃないかと言えばマシですがそもそもそんな話ではなく、夫婦間でしか共有しない「性」の部分を他の誰かと共有したということが無理なんです。
そこは「夫婦」の大事な一部分として守ってほしかったな、と思うんですよね。
「他にはさらせない体(姿)を…」て感覚を持っている平子さん…素敵です。
まとめ
セックスは心の繋がりの上に存在するもの。想いの延長にあるもの。番組からそういうメッセージを感じ、自分の価値観と一致していたことにうれしく思いました。
レス解消の秘訣・レスにならないためのアドバイスがめちゃくちゃ基本的なものになってたのもうなづけます。
平子さんはとても女性寄りの考え方をしているのかな?という印象もありましたが、本質はここじゃないかと思うのです。なので、男性でも「セックスの楽しさ・喜び」をここに見いだす・たどり着く人は珍しくないと信じています。
おまけ
ちなみに、ゲストの手島さんがこんなことを言っていました。
「女性も抱いていただかないと女度が下がる」「女としての自信がなくなる」
うん。めっちゃわかりますよ…
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