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夫の風俗利用は、自分には女としての価値も魅力もないと言われているようなものだ

夫婦のこと

それは偶然でした。夫が風俗を利用したことを知ってしまったんです。

プロとはいえ、お金だけの割り切った関係とはいえ、一度きりの出会いとはいえ、そこに気持ちがないとはいえ、私にとっては浮気です。れっきとした浮気です。

だってプロだろうが素人だろうが、やってることは同じじゃないですか・・・

気持ちの有る無しに関係なく、妻の立場から見たら同じなんです。

 

風俗は許せますか?

世の中には「プロなら許せる」「自分にバレなければいい」「素人よりマシ」と考える奥様方もいらっしゃいますが、私は無理ですね。

むしろ、そこに行くことに心理的抵抗がないことが嫌ですし、誰でもいいのかよ!誰とでもできるのかよ!と思うと、プロより素人の方がマシじゃないかとさえ思ったりもします。(される立場としては、最終的にはプロの方がマシなんですけど)

 

百歩譲ってパートナーがいないのならいいでしょう。理解します。ですが、パートナーがいる状況でのそれは、ないです。既婚者に限らず、独身で彼女がいる状況でも同じです。

「身近なところで浮気せずにお店を利用するのは奥さんへの愛情だ」なんて言う人もいますが、身近なところで浮気できなかっただけじゃないか?とか、手っ取り早くお金で解決しただけでしょ?とか思っちゃいます。だって、やってることは同じですから・・・

結局は、自分を守るための言い訳にしか聞こえません。

 

怒りではなく悲しみしかない

絶望

夫がその手のサービスを利用した形跡を発見したとき、とにかくとにかく、ショックでした。ただただショックでした。そういうことする人だったんだ・・・と。そういうところに抵抗なく行ける人だったんだ・・・と。

女の子が好き♡というイメージは一切なく、女性関係でのトラブルを疑ったことは一度もなかったのに。なんで?なんで?なんで?なんで?

腹が立つというよりも、ただただ悲しいという気持ちです。もうね、怒る気持ちはないですね。悲しいだけ。傷つくだけ。

 

苦しくて苦しくて。事実を知ってから3か月は、夫に隠れて泣く日々でした。その後、どうにか気持ちを持ち直しましたが、今でもふと考えては涙が出ます。

「どうしてあんなことしたんだろう?」

考えても考えても答えが出るはずもありません。その真意は夫に聞かなければわかりませんし、聞いたところで本当のことが聞けるとも思えません。それどころか、その後に信頼関係を築いていける自信がなく、夫に事実をぶつけずに今に至ります。

 

何がそんなに傷ついたの?

夫が風俗に行ったことの何が辛いかじっくり考えてみると、たぶん、理由はふたつ。

ひとつは、裏切られたということ。私は風俗を浮気と考えるタイプだよ、行かないでね、という話を夫にしたことがあるので、私にとって離婚につながるほど許せない行為であることは分かっているはず。

そのうえで行ってるので、裏切られたなーって気持ちです。私が傷つくことを平気でやってのけるんだな~、大事に思われてないんだな~、て感じます。

 

そしてもうひとつは、夫が他の女性を求めたという事実。遊びだろうがなんだろうが、私のことを愛していると言おうが、私以外の他の女性を求めたことに変わりはない。それが、悲しい。嫉妬です。

キャバクラなどでお話する程度ならまだいい。そうではなく、親密な関係の人とでしか共有しない「性」の部分を他の女性に求めたことが、とにかく辛いのです。

その気持ちをもっと掘り下げてみると、自分には女としての価値がない、魅力がないと言われた気がして辛いんだと思います。実際そうなのでしょうが。

 

何もかもがどうでもよく、消えてなくなりたい

現在、ただでさえ「女」を感じれる機会がグッと減り、「女」を楽しむ機会がグッと減り、鏡に映る自分の姿を見ては凹み、もっと女性として扱われたい、もっと可愛くなりたい、とそんな欲求を常々感じてる今。

そのタイミングでの発覚は、正直かなり堪えました。私の中の「女性性」がズタボロに傷つきました。

せっかくどん底から復活しつつあったのに、一気に谷底へ逆戻りです。こういうときは身体の力が一気に、本当に一瞬で抜けて、何もやる気がなくなるんですね。何もかもがどうでもよくなり、心底消えてなくなりたいと思いました。

 

ただ、以前どん底に落ちたときと違うのは、気持ちの持ち方・考え方次第で上がってこれると信じれるようになったこと。希望が持てるようになっただけでも、精神的に大きな救いでした。

 

そんな今回の一件で、唯一、自分にとって良かったかもと思えることがあります。無理やりにでもそう思うことで、この非常事態を乗り切ろうとしています。

そのことについては、長くなったので次の記事【夫のことが好きだと自覚できれば行動は変わる】に続きます。

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