私の夫は喫煙者です。その妻である私は、タバコが大・大・大嫌いです!
交際中から彼がタバコを吸うことは知っていて、やだな~とは思いつつも我慢していました。
結婚することが決まって、何度か「タバコ辞めないの?」という話はしましたし、結婚後も「禁煙してほしい」という話をしましたが、止めることなく今に至ります。
百害あって一利なしであるタバコ。すでに十数年吸い続けている夫は、これをいったいどうとらえているのでしょうか?
止めたくてもやめれないのか、それともそもそも止める気もないのか、夫にインタビューしてみたところ、悲しくも私の期待に反する答えが返ってきたんです。
夫よ、どうしてタバコを吸うのですか?
彼にタバコを吸う理由を聞いてみました。
「仕事でストレスが溜まるから(ストレス発散のため)」
タバコを吸うことでストレスの発散をしているんだそう。
でも、実はそれは勘違い。タバコによってストレス発散をしているのではなく、ニコチン切れで感じているストレスを、ニコチンの補給によって緩和しているにすぎません。
喫煙者の1日の気分の変化を調べた研究によると、喫煙している人のストレス感は喫煙する前に高く、喫煙した直後に低下し、次の喫煙までの間に増加することがわかっています。この結果を喫煙のストレス軽減効果が一時的である解釈することもできますが、むしろニコチン切れによる離脱症状(イライラ・易攻撃性など)を喫煙によって緩和しているにすぎないと解釈する方が適切です。
ニコチンの血中濃度の半減期は20~30分と短いので、すぐにニコチン切れになるってわけ。ストレスが和らぐのなんて一時的なものにすぎず、再びイライラしたり落ち着きがなくなる時間にさらされます。
つまり、タバコでストレス発散というよりはタバコがストレスの原因になっているんですよね。
そして、そこに夫は気付いていない・・・
「タバコを吸うとスッキリする」
タバコを吸うとスッキリするみたい。
でもこれもニコチンの悪影響。ニコチンは脳内神経伝達物質の代わりに働くので、しだいに脳の本来の働きが悪くなり、神経伝達物質が低下した状態になっていくみたい。
そして、ニコチンを摂取しなければ快楽を感じられない脳になるんだそうで、それはつまり、タバコを吸わない人よりも喜びや達成感に鈍い脳になってしまってるんだとか。
恐ろしいね・・・
「快」に鈍感だなんて、絶対人生損してる!
タバコを吸うと頭がスッキリするというのは、タバコを吸えない状態が長く続いたために起こる脳の覚醒レベルの低下(禁断症状のひとつ)が、ニコチンの補給により平常喫煙時のレベルまで戻っただけのことです。普段よりも覚醒レベルが上昇したわけではなく、作業能率を調べるテストでは、喫煙前に比べて喫煙後に能力が低下するという研究データも報告されています。
引用:らくらく禁煙倶楽部
こういう勘違いにも、夫はおそらく気付いていない。完全に、ニコチンに支配されているというわけだ。
「吸うと、仕事がうまくいく気がする」
ストレスとか落ち着くとかそういう話ではなく、なんだかもう習慣になってるみたい。
タバコが仕事の区切り(切り替え)になるようで、特に大事な仕事の前には欠かせないんですって。
30代の夫は二十歳のころから吸い続けているんだから、もう条件反射のように吸ってしまうのでしょう。そうすることが当たり前で、そうしないと落ち着かないのです。
こういうのを心理的依存とか習慣性依存ともいうようです。。
子どもへの影響をどう考えてるか聞いてみた結果
「妊活に影響ない」だと!?
私たち夫婦には子供がいません。結婚してもタバコを止めることはなかった夫に、せめて子どもをつくるなら止めてほしいと条件を出してみました。
ですが、夫の顔は険しく「無理!」だそう。
それでも私は食い下がり、タバコが妊娠・出産・乳幼児にどのような影響を与えるのかを説明したんです。
例えば、
- 喫煙者の精子は卵子との結合力が弱い
- 精子の量・運動率が下がり、妊娠力が落ちる
- 精子のDNAが損傷し流産率が上がる
- 損傷した精子DNAが受け継がれ、生まれてくる子供の小児がんリスクがある
などが研究結果によって明らかになってます。
それらを説明たら、彼は「そんなの、大した影響ないでしょ」だって。
マジか・・・
一瞬、思考停止です。なんの根拠があってそんなこと言ってるんだろう…
「子供の前で吸わなければいいだけ」だと!?
他にも受動喫煙についてですが、本人が親の受動喫煙をかなり受けて育っているらしいのです。それでも自分はスクスク(?)育ったと言い張り、受動喫煙に対する危機感が薄いです。
受動喫煙が乳幼児突然死症候群のリスクを高めていることを知らないのだろうか?
「子どもの前では吸わないよ」とは言うけれど、タバコの成分は吸ったあと20~30分は呼気から出ているといわれます。
実際、私は匂いを感じます!これも立派な受動喫煙!
さらに、最近では三次喫煙という考え方が出てきています。これは、タバコの成分が吸う人の手や髪、服などに付着して、ここから有害物質を吸い込んでしまうというもの。
こちらも実際、夫のスーツやバッグが常にタバコ臭を発生させているので、すでに私は体感済みです。それらが置いてある部屋に入っただけでわかります。
これがかなり不快で、ファブリーズが欠かせません!
「子供の前で吸わなければいい」だなんて、甘いんだよー!タバコの害への意識が低いんだよー!
大して調べもせず、根拠もないのに自分だけは例外だ、大丈夫だと思ってる。楽天的な夫の性格がよく表れているんだなー。
自分ひとりが病気で苦しむのなら構わない。自己責任だから。でも、子どもや私を巻き込むのはやめてほしい。
止めれないのか?止める気がないのか?
読むだけで絶対禁煙できるという、あの有名な本「禁煙セラピー 読むだけで絶対やめられる (〈ムック〉の本) [ アレン・カー ]」にこんな質問があります。
「もしもあなたがタバコを吸い始める前に戻ることができるとしたら、またタバコを吸いますか?」
この質問を夫にしてみたところ、彼の返事はまさかの「どっちでもいい」でした。
つまり夫は、タバコを吸っていることを後悔してもないし、タバコを止めたいとも思っていないんです。
さらには「自分の子どもにすすめるか?」と聞いてみたけど、なんとも歯切れの悪いあいまいな返事しか得られませんでした。
信じられない・・・
ということは、タバコ自体の害をそもそも深刻に受け止めてないんだろうなー。
もうね、、、飽きれるわ、悲しいわ、情けないわ。
夫が禁煙する日は来るのだろうか…
ここまで読んでくださったあなたは気付いでいるでしょう。たぶん、夫は禁煙しませんよね。
だって、タバコの害すら理解してないし、そもそも止めたいとも思っていないから。彼にとっては止める理由がないのです。
それでも、タバコが大・大・大嫌いな私としてはやめてほしい。
夫がタバコを吸いに外に出る行為がイラッとするし、部屋着で吸って部屋着で布団に入られるのがすごくイヤだし、一緒に出掛けていても食後のタバコタイムで待たされるのが時間の無駄!
夫の健康については結婚当初は気にしていましたが、今となってはどうでもいいです。本人が、吸いたくて吸っているので。
問題は、私への影響。はて、どうしたものか…
結婚生活の、私の一つの課題です。
ちなみに、最近アイコスに変えた夫。ことあるごとに「アイコスだから♡」と自慢げなのはなぜだろう?
いやいや、アイコスもタバコだから!
WHO世界保健機関は「ニコチンはヘロインやコカインと同程度に高い依存性がある」と発表しています。
夫よ、タバコを甘く見るなよ~
▽夫がタバコの真実に気づいたら読ませたい「禁煙セラピー」
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