2019年4月15日のあさイチ(NHK)の放送内容は「シミの悩み解決SP」で、美白化粧品の選び方が紹介されていました。
私自身シミに悩んでいるのですがとっても勉強になったので、忘れないようにまとめておきたいと思います。
シミは化粧品で消えるの?
化粧品でシミは消えません。化粧品ができるのは「予防」で、「消す」「取る」ということになると医療の分野になるんですね。
では予防とはどういうことかというと、
- お肌の奥に潜んでいる潜在シミを出さないようにする
- 今あるシミを濃くしないようにする
という部分へのアプローチになります。まずはここを知っておきましょう!
化粧品に過度な期待をしたらいけないってことね!
美白化粧品の選び方
化粧品の美白有効成分とは?
美白有効成分とは、シミ・そばかすを防ぐための効果が期待できると厚生労働省によって認められている成分のことで、約20種類くらいあるそうです。
それぞれ一体何が違うのかというと、シミ予防のメカニズムです。
例えば、
- 肌の奥にあるメラノサイトでメラニンが発生するのを抑制する成分
- 一旦黒くなったメラニン色素を薄い色に戻す成分
- メラニン色素が体の外に出ていくのを促す成分
などいろいろなタイプがあるそうですよ。
番組で紹介されていた表がわかりやすかったのでまとめました。
主な美白有効成分 | ||
メラニンの生成を抑える | 色素を還元(薄くする) | 排出を促す |
アルブチン トラネキサム酸 ルシノール リノール酸 コウジ酸 エラグ酸 カモミラET 4MSK ビタミンC アスコルビルエチル(ビタミンC誘導体) APM(ビタミンC誘導体) AA2G(ビタミンC誘導体) プラセンタエキス |
ビタミンC
アスコルビルエチル(ビタミンC誘導体) |
アデノシン1リン酸
プラセンタエキス |
これら美白有効成分に優劣はなく、どの抑制ルートが自分に合うのかは個人差があるとのこと。決め手はないようです。
化粧品を一定期間使ってみて効果を感じられないときは違う成分に変えたり、抑制ルートの違う成分からアプローチするなどで化粧品を選ぶのもいいとのこと。
値段の違いは何?
美白有効成分に優劣はないとはいえ、値段はピンキリですよね。高いのが効果ありそう!て思ってしまいますが、値段が違う理由は別のところにありました。
例えば、プラセンタエキスは安い価格帯の化粧品に使われていることが多いとのこと。これは数十年前から流通している成分で、原料が安定的に供給されているからだそうです。
一方で比較的値段の高い化粧品には、メーカーが独自に開発した成分が使われていることが多いみたい。
また、美白以外にもさまざまな機能(保湿・ハリUP・透明感UPなど)が加えられたりもするそうですね。
最近は100円ショップにも美白有効成分の入った商品がありますが、美白化粧品として売られているものであれば100円ショップのものでも効果は同じ。厚生労働省が定めた規定の量もきちんと入っているとのことでした。
値段の差は、安定的に供給される原料を使うことで価格が抑えられていることや、他に入っている保湿成分や香りなど、心地よく使うための工夫の点で違っているのだそうですね。
結局どう選んだらいいの?
美白有効成分に優劣はなく、どれが合うかも個人差がある。なので、自分に効果があるかどうかは1本使い切らないとわからないとのことでした。
1本使い切ることではじめてメラニンが作り出される過程に働きかけることができるからです。
朝晩続けるのに、どれだったら続けられるかな?という観点で選ぶといいようですよ。
1週間くらい使って効果ないからやめた~ではなく、予防ということを理解すること。「10年後の肌が違ってくるぞ!」と思って使い続けることが大事だそうです。
皮膚科で処方されるものと市販の化粧品とは違うの?
皮膚科で処方されるのは「ハイドロキノン」という成分であることが多いけど、市販品でも同じ成分を含む商品はあります。
ただ、ハイドロキノンは濃度を高めると効果があるぶん刺激(荒れる・かぶれるなど)も出てきてしまうそうなんですね。
なので、自分の肌の状態に合わせた濃度で処方してもらえるというのが皮膚科に頼るメリットになります。市販のものだとあまり高濃度のものは手に入れにくいからですね。
まとめ
いかがでしたか?
化粧品に過度な期待はせずに「予防」であることを知り、使い続けることが大切なんだなと思いました。
美白有効成分の表は覚えるくらい何度も見返して、今後の化粧品選びの参考にしたいと思います!
あさイチ「シミの悩み解決SP」で紹介された、スキンケアのやり方の観点からのシミ対策はこちらの記事にまとめました!>>シミができやすい原因はスキンケアのやり方にあった!肌を傷めないスキンケア方法【あさイチ】
コメント