2018年4月期に放送されたTBSの金曜ドラマ『あなたには帰る家がある』、見ましたか?
端的に言うと、すれ違う二組の夫婦が出来心で不倫をしてしまいひと悶着起こるお話です。
主演は中谷美紀さん。ドラマとしてすごく面白かっただけでなく、心にグサグサ刺さる台詞、心をザワザワさせる台詞が満載で、とても考えさせられました。
夫側の気持ち、妻側の気持ち、浮気する人の気持ち、浮気された法の気持ち。共感したり腹が立ったり。夫婦関係を見直し中の方、特に不倫・浮気問題を経験された方には響くはず!
私もサレ妻なんだな~
私目線で、ドラマで印象的だった名台詞をまとめてみました!
- 『あなたには帰る家がある』名台詞16選
- スイッチ消すな?消してんのはね、折れそうになるからですよ。
- 一盗二婢三妾四妓五妻
- 女に一体いくつの役割押し付けるんだ。
- 認めちゃいなさい。あんた、傷ついてんのよ。
- 人の嫁ってのはいくらなんだろうな。
- あんたの敵は、自分の旦那だろ。
- 佐藤を殺せばいいのか、綾子を殺せばいいのか、俺が死ねばいいのか。
- 嘘でもいいから、娘にとってあの家だけは安心して帰れる家でありたいんです。
- この人はね、映画の中のかっこいい王子様でもなんでもない!見掛け倒しのしがないサラリーマン!
- 今本音で向き合わなかったら、また辛くなるだけだよ。
- なんで浮気したの?
- 思ってた。この家には帰りたくないなって。
- ・・・て言えば、満足なんでしょ?
- 自分で思ってたより、ずっとパパのこと好きだったんだな。
- 良かったこともあるわよ。心の健康。
- なかったんだよ、家庭を壊すつもりも、嫁と娘を傷つけるつもりも。
- まとめ
『あなたには帰る家がある』名台詞16選
スイッチ消すな?消してんのはね、折れそうになるからですよ。
酔いつぶれた秀明が思わずもらした夫の本音(第1話より)
俺だって、娘が憧れの制服着てニコニコしてる姿見たら、何だってしてやるって思いますよ。それをウチの嫁は、家族のことなーんも考えてないって、あんたいつも他人事だって。
他人事?他人事だったら、好きな仕事辞めてアホな上司と嫌な客に毎日毎日ぺこぺこしてまで仕事するかっつんだよ。
スイッチ消すな?消してんのはね、折れそうになるからですよ。だって、あぁ、俺の人生つまんねぇなって本気で思っちゃったら、自分が哀れになるじゃないですか。
一盗二婢三妾四妓五妻
太郎の言葉(第2話より)
男がどんな女に興奮するかの順番ね。
まず、一番目が盗むこと。まぁ、人妻や他の男の女ね。その次が使用人。で、三番目が愛人。その次が商売の女。で、五番目が妻。
一盗二婢三妾四妓五妻。
名言というか、衝撃すぎた!
こんなふうに考える人いるんだろうな…。最低だ!
女に一体いくつの役割押し付けるんだ。
酔った真弓が思わずもらした妻の本音(第2話より)
ホント妻なんて何にも良いことない。ふざけんな!毎日毎日、家事と仕事に駆けずり回って、24時間休みなしでお母さんやって。
それでも疲れた顔するな?手を抜くな?料理をやれ?6品作れ?それでいて、旦那に浮気されないように若い女に負けないようにキレイでいろ?笑顔を絶やさず女でいろ?
そんなこと出来るか!出来るわけないだろ!女に一体いくつの役割押し付けるんだ。
出来るもんならそっちがやってみろ!あんたら男が、仕事もして家事もやってそれで子供の面倒も都合のいいときだけじゃなく全部見て、それで他の女によそ見せず、妻に優しくしろ。
口説くときだけじゃなくて、用事がなくたってデートぐらい連れてけ!妻をないがしろにするな。妻の気持ちを少しぐらい分かれ!
まずはあんたらがやれ。そしたら、6品でも10品でも懐石料理でも何でも作ってやる!
認めちゃいなさい。あんた、傷ついてんのよ。
真弓の母の言葉(第4話より)
認めちゃいなさい。あんた、傷ついてんのよ。傷ついてんの。
何でだか分かる?秀明さんのこと、まだ好きだからよ。
負けちゃいなさい。そっちの方が楽だから。
人の嫁ってのはいくらなんだろうな。
太郎の言葉(第5話より)
なぁ佐藤、盗みの罪の重さって知ってるか?
うちの生徒もたまに万引きやらかすんだよ。刑罰の重さってのはな、被害金額で決まるんだ。つまりは、盗んだものの価値次第ってことだ。
じゃあ、人の嫁ってのはいくらなんだろうな。
いくらかな。夫の尊厳を傷つけ、子どもの心を傷つけ、長い年月かけて汗水たらして築き上げた家庭ってものを壊す値段は。
命にも値する。て思うやつもいるだろうな。
あんたの敵は、自分の旦那だろ。
真弓を問い詰める太郎の言葉(第5話より)
理不尽だよな。裏切られた方が、疑って、悩んで、夜も眠れずに心痛めて、真実を知って心えぐられて。それでもなお、子どものために、家族のために受け入れて、歯を食いしばって許さなきゃいけない。裏切られた方が。
裏切った方はそんな痛み考えもしない。嵐が静まるのをコソコソ待って、過ぎ去ったらそれで終わり。まるで重さが違うんだよ。
佐藤からしたら、男同士で自慢する武勇伝のひとつでしかない。いい思いした、奥さん許してくれた、ああよかった。それで終わり。
だってそうだろ。罪を犯して罰せられなかったら、人はそれをたいしたことがないって思っちまう。
理不尽だよな。人の嫁盗んで、何度もセックスして。それがバレたら今度は家族団らん?
なんであいつばかりがいい思いをする。なんでそんな奴を守ってやる必要がある。そんな男が大事な娘の父親でいいのか?あいつのヘラヘラした笑顔見て、心の底から笑えんのか?
ほんとは今でもはらわた煮えくりかえってんだろ?認めろよ。壊れたものは元には戻らないんだよ。
あんたが大事に守ってきたものをぶっ壊したのは誰だ?綾子でも俺でもない。あんたの敵は、自分の旦那だろ。
佐藤を殺せばいいのか、綾子を殺せばいいのか、俺が死ねばいいのか。
妻の浮気を知ってからの太郎の言葉(第6話より)
答えがね、出ないんだよ。
知るまでは、もし本当なら「全部ぶっ壊してやろう」って思ってた。
でも今はわからない。
佐藤を殺せばいいのか、綾子を殺せばいいのか、俺が死ねばいいのか。
答えの出ない感じ、わかるわかる!
嘘でもいいから、娘にとってあの家だけは安心して帰れる家でありたいんです。
真弓の言葉(第6話より)
私の父は、外に女の人をつくって家を出ていきました。私大人になるまで、友達にもそのこと話せませんでした。友達が父親の話するたびに、早く話題変わんないかなって。自分の娘にはそんな思いさせたくないんですよ。
壊れたものは、もう元には戻らないのかもしれないけど、せめて娘が大きくなるまでは、テープ貼ってでも「うちは大丈夫だ」って。嘘でもいいから、娘にとってあの家だけは、安心して帰れる家でありたいんです。
この人はね、映画の中のかっこいい王子様でもなんでもない!見掛け倒しのしがないサラリーマン!
家に乗り込んできた綾子に言い放った真弓の言葉(第6話より)
この人はね、映画の中のかっこいい王子様でもなんでもない!見掛け倒しのしがないサラリーマン!
あんたに手だして、バレたらビビって帰ってきたの、このウチに!ここで、毎日寝て起きて、ご飯食べて、会社行ってんの!ここがウチなの!
この人と、麗奈と、私のウチ!あんたが足を踏み入れていいところじゃない!
不倫してる時点でクズですよ。それが、別な方向から見ると分からないんだろうなぁ…
今本音で向き合わなかったら、また辛くなるだけだよ。
真弓の母の言葉(第6話より)
今までずっと麗奈のため、家族のためって、まだ夫婦でちゃんと話してないんじゃない?
今本音で向き合わなかったら、また辛くなるだけだよ。
なんで浮気したの?
真弓の言葉(第6話より)
あのさパパ。今更だけど聞いていい?
なんで浮気したの?
名言というか…これ聞かなきゃ、先に進めないよね…と思う。
思ってた。この家には帰りたくないなって。
秀明の本音(第6話より)
好きになった。この人ならわかってもらえるって。あのときはそう思って。
ずっと思ってた。こんなはずじゃなかったんだって。家族のためにって、好きだった映画の仕事辞めて、会わない仕事して。ただ、給料家に運んで。そういう自分の人生がつまんない気がして。それ、全部ママのせいにしてた。
思ってた。この家には帰りたくないなって。
浮気した人の本音。ムカつくけど、これはこれでこの人の気持ちなんだよね。こう思ったらダメだとか、そんな話じゃないんだ。
・・・て言えば、満足なんでしょ?
「今まで誰のおかげで飯が食えたと思ってるんだ!」と言った太郎へ返した綾子の言葉(第6話より)
あなたのおかげです。
・・・て言えば、満足なんでしょ?
自分で思ってたより、ずっとパパのこと好きだったんだな。
真弓の本音(第6話より)
13年も経ったらさ、空気だし、今さら男でも女でもないし。これでもしパパが浮気しても、まぁ、なんてことないかなーって思ってたけど。
そうじゃなかった。全然そうじゃなかった。ショックだった。悔しいけど「あ、あたしって、自分で思ってたより、ずっとパパのこと好きだったんだな」って。
だからパパ、あたし傷ついたよ。すっごく傷ついた。
(中略)
もう、遅い。もう無理。
家族のためとか、麗奈のためとか、これ以上ごまかせない。あたしが無理なの。
もう一緒には暮らせない。別れよう。
良かったこともあるわよ。心の健康。
離婚経験者である真由美の母の言葉(第7話より)
免許証も保険証も全部変えなきゃいけないし。
女ばっかりめんどくさいのよね、離婚って。
(中略)
(離婚して)良かったこともあるわよ。
心の健康。もう、悩みながら生きていく必要ない。
離婚届出した帰りにお母さん思ったのはね、「あ、空が青いわ♪」って。
「心の健康」てほんっとそうだよ!心が死んで空の青さなんて見えなくなるのよ!
なかったんだよ、家庭を壊すつもりも、嫁と娘を傷つけるつもりも。
後輩に気持ちを吐露する秀明の言葉(第7話より)
離婚って言われたら、はいって言うしかないじゃん。
なかったんだよ、家庭を壊すつもりも、嫁と娘を傷つけるつもりも。
俺はただ、ただちょっとだけ…
…ちょっとだけ?
俺は何が欲しかったんだ?
家庭を壊す・家族が傷つくということの想像ができてないんだろうな。「別物」として考えていることがよくわかる。
まとめ
いかがでしたか?
不倫問題まっただ中の方には、ちょっとしんどくなっちゃうドラマかもしれませんね。いや、それとも台詞に癒されたり勇気をもらえたりもするのかな?
ドラマには原作があるので、こちらも読んでみたいなと思います!
コメント